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渋谷ユーロスペースで評判の映画「ミリキタニの猫」を観て来ました。
ニューヨークに暮らす路上画家、ジミー・ミリキタニのドキュメンタリー。2001年の9.11で路上生活が困難になったジミーを監督(リンダ・ハッテンドーフ)が自分のアパートに招くあたりから、彼の数奇な人生が明らかになっていきます。日系移民の収容所のエピソードは重いテーマですが、彼がときどき話す日本語や気持ちよさそうに口ずさむ歌「奥飛騨慕情」や「北国の春」(何で知っているの?)が面白い。
ジミー氏、米国のことを"stupid government"とか言っていましたが、彼のように頑固で個性の強い人間には日本よりニューヨークのほうが住みごごちがよいかもしれません。

デビット・リンチ監督の「インランド・エンパイア」シネチッタで観ました。
意外と混んでいました。そして意外と面白かったです。
豪邸に住んでいる女優ニッキー(ローラ・ダーン)が近所に引越してきたという老女(グレイス・サブリスキー)から不気味な予言を聞かされます。彼女が今度出演するはずの映画のことを老女は知っているようです。ニッキーがオーディションに受かった映画は「暗い明日の空の下で」という映画でした。それはいわくつきの未完のポーランド映画「47」のリメイクでした。
映画内の二つの映画の時間と空間がつなぎ合わされて、交錯し、さらに、わけのわからないシーンもあるのですが、3時間、眠りもせず観ました。
こういう映画、作り手の自己満足だけに終わってしまうのが多いですが、「インランド・エンパイア」は興行的にも成り立っているのは、たいしたものです。

「日本沈没」 DVDで観ました。
草ナギ剛くんの抑制された演技がすばらしい。アリエールのCMで洗濯機をお掃除するノリで、日本を沈没から救うために、潜水艇に乗り込んでいきます。

父親たちの星条旗 - goo 映画
TOHOシネマズ 川崎にて
映画の日、18:30~の上映でしたが5割程度の入りでした。
太平洋戦争末期(1945年2月)の硫黄島の戦いを米国側の視点からえがいたクリントイーストウッド監督作品。太平洋戦争の末期だと米国が圧倒的に優勢で、戦闘というよりも、米兵による殺戮ではなかったと思っていましたが、硫黄島の戦いは日本軍の抵抗も激しく、米軍の損害死傷者数は2万5000人だったそうです。
ジョー・ローゼンタールが撮影した星条旗を擂鉢山に掲げた有名な報道写真は厭戦気分になっていた米国の戦意高揚に役立ちました。映画はその写真の被写体となった生き残り3人の海兵隊員たちのその後の物語と戦闘場面とを交錯させながらすすんでいきます。戦闘シーンはモノクロに近いおさえた色調で、彼らが繰り返しみた悪夢を再現しているようでした。
来月は日本側からみた「硫黄島からの手紙」が公開予定。これも観にいってしまいそうです。
レンタルDVDで観ました。
冷戦の終りころ、ドイツに駐留していた米陸軍で物資の横流しなどの不正をおこなっている補給部隊のエルウッド(ホアキン・フェニックス)が主人公のブラックコメディ。戦車で公道を走り、フォルクスワーゲンを踏み潰し、ガソリンスタンドをなぎ倒すシーンは最高でした。現代版マッシュという感じです。日本版予告編では実話に基づくとありましたが、ほんとですかね。軍の施設で麻薬を精製するのは、さすがにまずいでしょう。平和時の軍隊は死ぬほど退屈だそうです。エルウッドは危ない橋を渡ることがやめられません。エルウッドが空から落ちる夢をみるシーンはスリルを楽しむと同時にいつかは破滅することを知っているエルウッドの心象風景でしょう。
レンタルDVDで観ました。
実在の数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアをモデルにした物語です。彼はプリンストン大学在籍中の22歳のときに、非協力ゲーム理論「Non-Cooperative Games」を発表。それまでのゲーム理論を飛躍的に発展させました。「映画は彼の大学時代から1994年にノーベル経済学賞を受賞するまでの半生を描いています。青年時代のナッシュ(ラッセル・クロウ)は学問の世界で何事かを成し遂げたいという強い意志がありましたが、人づきあいの苦手な性格で、大学の講義にも一度も出席しません。
数学に関しては天賦の才能にも恵まれていましたが、やがて統合失調症(schizophrenia )を発病してしまいます。映画のテーマはこの精神疾患とナッシュとナッシュの妻アリシア(ジェニファー・コネリー)が病気にどう向き合ったかです。
この映画にはちょっとしたしかけがあり、それが効果的でした。
(注:以下ネタばれ)
2001年9月11日にアメリカでにハイジャックされた4機のうち、1機だけテロリストの目標に到達せず墜落したユナイテッド93をえがいた作品。シネチッタで観ました。
映画をみている我々はこれから何が起こるかがわかっています。それだけに、緊張しますね。ドキュメンタリータッチのカメラワークが緊迫感を盛り上げていきます。特に地上の管制センターの場面では自分もそのの中の一員になったような気にさせられました。
麻薬売人のモンティ(エドワード・ノートン)が刑務所に収監される前の一日の出来事を描いたスパイク・リー監督の作品。DVDで観賞しました。
今年のインサイドマンもよかったけれど、スパイク・リーらしさがでているのは、こっちですね。モンティがトイレの鏡の前で、他民族への悪態をひとりでまくし立てるシーンはドゥ・ザ・ライト・シングみたいでした。モンティのやっていたことは、とんでもない犯罪ですが瀕死の犬を助けてやる冒頭のシーンのために、なんとなく悪い奴ではないと思わせられます。
彼のもうひとつの人生をみせるラストシーンが映画的でよかったです。
丸の内ルーブルで観賞
話は「スーパーマン2」の続きです。失踪した?スーパーマンが5年ぶりに地球に帰ってきたという設定。スーパーマン不在の間に、敵役のレックス・ルーサーは刑務所から出て、スーパーマンの弱点を手にいれて、地球征服を企んでいます。また私生活では恋人が他の男と暮らしており、子どもまで、できていました。
この映画の面白さは、これらの状況とキャラクター設定にありますね。スーパーマンには欠点がないので、これをおもしろいドラマにするためには、スーパーマンに不利な状況を作らなくてはなりません。しかも、このキャラクター設定がストーリーの核になっていますから…これ以上は書かないほうがいいでしょう。

