2007年9月29日
陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争

クリス・マッケイ、グレッグ・ミラー 、 中谷 和男 (訳) 「陸軍尋問官―テロリストとの心理戦争」を読みました。
著者のクリス・マッケイはハイスクールを卒業した17歳のときに、志願して兵役につきます。尋問官になったのは電話線の修理工の父の勧めによるものでした。「軍隊に入るにしても、できるだけ大砲に遠いところ、射撃訓練をしないですむ部門がよい」との理由でした。1年間の訓練の後、大学に進学。その後、ロンドンの会計事務所に勤めますが、その間も予備役として尋問の訓練を重ね、アラビア語も学んだそうです。そして、2001年の9.11の後、アフガニスタンに尋問チームの一員として派遣されます。彼の任務はアルカイダとタリバンの捕虜から重要人物を選別し情報をひきだすこと。本書は彼の体験をLAタイムズの記者グレッグ・ミラーがまとめたものです。
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本書は真実である。しかし、尋問で明らかになるのは、真実があてにならないということである。p12
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語られる捕虜たちとの心理的なかけひき、特に15歳の少年の捕虜のエピソードには考えさせられるものがありました。
2007年9月28日
ハンマーの法則
人は自分のよく使う得意のツール(研究方法や思考方法)に頼って問題を解決しようとする。
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小さな子どもに、ハンマーを持たせたら、その途端に、あらゆるものが釘でうちつけられてしまう。このように、社会科学の分野の研究においては、「ハンマーの法則」が作用する。つまり、信頼できる知識を得るために、その人がよく使う、あるいは得意なハンマー(個人インタビュー、調査手法、カイ二乗検定、ANOVAなど)に頼るのである。しかし、得意とする研究分野に過度に傾倒することには危険がつきまとう。ある特定の調査のみがされて解答が与えられてしまうという危険である。
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S. ヴォーン, J. シナグブ , J.S. シューム,井下 理 監訳 「グループ・インタビューの技法」という本でByersとWilcoxの論述として紹介されていたものです。(孫引きですみません)
研究者だけでなく、コンサルタントといわれている人にも、このような傾向がありますね。同じような話、ワインバーグの本でも読んだことがあるような気がします。
Focus Group Interviews in Education and Psychology
Focus Groups: An Alternative Method of Gathering Qualitative Data in Communication Research
2007年9月27日
人事院個人情報保護専門官、職場のパソコン盗み逮捕
職場のパソコン2台を盗んだとして、警視庁捜査三課などは27日までに、埼玉県戸田市、人事院個人情報保護専門官、XXXX容疑者を窃盗の疑いで逮捕した。「消費者金融などに450万円くらい借金があった。売って返済に充てた」と供述、容疑を認めているという。
人事院の個人情報保護専門官がパソコン盗む Sankei Web
◆コメント◆
パソコン内の個人データは消去してあったそうです。さすが個人情報保護専門官。(すみません冗談です)
2007年9月26日
誤解していませんか? 個人情報保護法
政府広報オンラインで「誤解していませんか? 個人情報保護法」という動画(24分)を公開しています。
過剰反応の問題や、小学校や町内会で名簿を作成した事例、先進企業の取組みなどが紹介されています。ゲストは堀部政男先生。
よくまとまっているので、個人情報保護研修の教材としても、使えそうです。
2007年9月25日
ミリキタニの猫
渋谷ユーロスペースで評判の映画「ミリキタニの猫」を観て来ました。
ニューヨークに暮らす路上画家、ジミー・ミリキタニのドキュメンタリー。2001年の9.11で路上生活が困難になったジミーを監督(リンダ・ハッテンドーフ)が自分のアパートに招くあたりから、彼の数奇な人生が明らかになっていきます。日系移民の収容所のエピソードは重いテーマですが、彼がときどき話す日本語や気持ちよさそうに口ずさむ歌「奥飛騨慕情」や「北国の春」(何で知っているの?)が面白い。
ジミー氏、米国のことを"stupid government"とか言っていましたが、彼のように頑固で個性の強い人間には日本よりニューヨークのほうが住みごごちがよいかもしれません。
2007年9月23日
2007年9月22日
IT企業の優れた担当者が行なっていること 6 ザッツ営業 2007AUTMN

"習慣化された「コミュニケーションスキル」が幸福を招く"という記事を書きました。
ザッツ営業 営業マンの“心・技”を支える実践的な専門 雑誌
エヌ・ジェイ出版販売株式会社
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よい成績をあげている営業担当者にそのコツを聞いても、えてしてはっきりとした返事は返ってこないものです。かといって、彼らは何か特別な秘密を隠して、出し惜しんでいるわけではありません。本人にとっては、「当たり前のことを普通にしているだけだからです。
今回のテーマはコミュニケーションスキルというビジネスの基本が優れたIT営業担当者の行動にどのように習慣化されているかです。
ケーススタディ
異分野からの受注に成功、トップの成績を上げた秘訣とは
基本その1 過去のお客様とのつながりを大切にする
基本その2 お客様がいま、必要な情報を考え準備する
基本その3 必要な知識をもっている人を利用する
ビジネスの基本をおさえている人が強い
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2007年9月21日
2007年9月20日
ヒューマンエラーの事例と影響
システム監査学会(JSSA)から「ヒューマンエラーの事例と影響」という資料が公表されています。
個人情報などの情報流出の予防対策として、やるべきことは何か。やるべきことのガイドラインやソリューションは世の中に出回っています。しかしながら、技術対策や管理的対策をやりつくしても、結局のところ人間のうっかりミス(ヒューマンエラー)をゼロにするのは難しいです。情報セキュリティ対策に真剣に対策に取組んでいる組織であれば、あるほど最後はヒューマンエラーに関心が向くようです。
資料ではヒューマンエラーのカテゴリを以下のように分類し、それぞれ事例、影響および対策例をまとめています。
放置、紛失、操作ミス、発表・発話ミス、配付ミス、保管ミス、廃棄ミス、送付ミス
ここでの対策例はあくまで例ですので、それで万全ということはないでしょう。けれども、従業者や管理者にこのようなヒューマンエラーが起こりうることを意識させることがまず大事ですね。
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2007年9月18日
Kill to Get Crimson/Mark Knopfler

マーク・ノップラーの5枚目のソロ。まだ、タワーレコードの店頭に並んでいませんでしたが、「ホームページで今日発売になっているけど?」と店員さんに聞いたら、出してもらいました。
markknopfler.comによるとワールドツアー中みたいです。日本に来る予定はないのですかねえ。ぜひライブで観たいアーティストの一人です。
曲目リスト
1. True Love Will Never Fade
2. Scaffolder's Wife
3. Fizzy and the Still
4. Heart Full of Holes
5. We Can Get Wild
6. Secondary Waltz
7. Punish the Monkey
8. Let It All Go
9. Behind with the Rent
10. Fish and the Bird
11. Madame Geneva's
12. In the Sky
2007年9月16日
2007年9月15日
南葉山
最近、家にくる不動産広告のチラシで「南葉山」という地名をみるようになりました。
住所でいうと神奈川県横須賀市秋谷あたりです。
「どちらにお住まいで?」
「南葉山です」
「横須賀の秋谷です」より、「南葉山」のほうがきこえがいいのですかね。(笑)
秋谷なんて、いい名前だと思いますけど。
昔にくらべて田園調布とか軽井沢もすごく範囲が、ひろがったそうです。
そのうち、葉山も広くなるかもしれませんね。
2007年9月14日
インランド・エンパイア

デビット・リンチ監督の「インランド・エンパイア」シネチッタで観ました。
意外と混んでいました。そして意外と面白かったです。
豪邸に住んでいる女優ニッキー(ローラ・ダーン)が近所に引越してきたという老女(グレイス・サブリスキー)から不気味な予言を聞かされます。彼女が今度出演するはずの映画のことを老女は知っているようです。ニッキーがオーディションに受かった映画は「暗い明日の空の下で」という映画でした。それはいわくつきの未完のポーランド映画「47」のリメイクでした。
映画内の二つの映画の時間と空間がつなぎ合わされて、交錯し、さらに、わけのわからないシーンもあるのですが、3時間、眠りもせず観ました。
こういう映画、作り手の自己満足だけに終わってしまうのが多いですが、「インランド・エンパイア」は興行的にも成り立っているのは、たいしたものです。
2007年9月13日
情報技術マップ2007

日経コンピュータ2007.9.17で紹介されていました。JISAの「情報技術マップ2007」白井康之氏の記事がちょっと面白いと思ったのでメモ
JISA、情報サービス業界のエンジニア1,963名の調査回答をもとに、技術戦略のための新たな「情報技術マップ」を発表 JISAプレスリリース
ムーアさんのキャズムでおなじみのライフサイクルマップでの分析。(いまでも有効な手法なんでしょうかね)
2007年9月10日
エスカレーターの片側あけは間違い

大阪に行ってきました。
東京では歩いて上がる人のためにエスカレータの右側をあける慣習ですが大阪では左側をあけます。名古屋ではどうだったでしょうか?何回か出張で行っていますが記憶があやふや。たぶん右側あけだったような気がします。
しかし、そもそもエレベータはステップ上に立ち止まって利用することを前提にして作られているので、片側をあけるという習慣(マナー)は間違いらしいです。たしかに左右どちらかのベルトにしか、つかまれない人もいますし、片側あけを強制するのはよくないです。片側あけより、全員が両側にのったほうが、混雑も解消されそうですしね。ほんとに急ぐ人は、階段を駆け上がりましょう。
2007年9月 8日
個人情報保護法の施行状況
昨年度(平成18年度)の個人情報の保護に関する法律の施行状況の概要が公表されました。内容は個人情報についての施策および、民間の事業者と地方公共団体の漏えいの状況などです。
内閣府個人情報保護のページ
「平成18年度個人情報の保護に関する法律施行状況の概要」 PDF
行政機関及び独立行政法人については情報公開法の施行状況とあわせて総務省のホームページから公表されています。
「平成18年度における行政機関・独立行政法人等の情報公開法及び個人情報保護法の施行状況調査の概要」 報道資料
民間の事業者と行政機関の個人情報漏えいの件数の推移をみると、民間の事業者は漏えい件数が減っていて、行政機関、独立行政法人については件数が増加傾向にあるようです。
ただし、行政機関で漏えい等事案の多い組織は集中していまして、社会保険庁(全体の46%)、厚生労働省(全体の33%)、また独立行政法人等では日本郵政公社が1227件(全体の77%)と大部分を占めています。
2007年9月 7日
2007年9月 6日
官邸崩壊 安倍政権迷走の一年

安倍さんの「美しい国づくり内閣」の迷走ぶり。マスコミにもネタをだいぶ提供しましたし、なんだかんだ言っても、この1年国民は楽しませてもらったのではないでしょうかね。
上杉隆 「官邸崩壊 安倍政権迷走の一年」を読みました。
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驚愕の内幕ドキュメント
側近の暴走を止められる者は誰もいなかった。制御不能に陥った首相官邸、「チーム安倍」こそが戦犯だ!自殺、辞任、更迭、次々に脱落していく閣僚たち。そして迫り来る危機に何一つ有効な手を打てない首相。戦後レジームからの脱却を高らかに謳いあげ、颯爽と登場した安倍政権の深淵で一体何が起きていたのか?
-帯の文句より-
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安倍さんの最大の失敗は人事でした。
この本で批判されているのは、いわゆる「チーム安倍」の人たちです。官房長官の塩崎恭久を筆頭に広報担当の補佐官世耕弘成ら、特に本来、裏方である秘書官の井上義行氏が目立ちたがりで能力不足。内閣官房副長官の的場順三氏には霞ヶ関から全然情報があがってこない。チーム安倍の面々は手柄争いに明け暮れて官僚とも、他の政治家ともうまくいっておらず、チーム内でもいろいろと確執があったようです。
関連エントリー
安倍さんしっかりと
2007年9月 5日
山梨県の県庁所在地は

山梨県の某所にいってきました。
山梨県の県庁所在地は甲府市ですが、他にも山梨市、甲州市、甲斐市、中央市など県を代表するような名前の市があります。これは平成の大合併の影響ですね。合併の協議で一番たいへんだったのは新しくできる市の名前を決めることだったそうです。
山梨市
山梨市、牧丘町、三富村が合併し、2005年3月22日に 新「山梨市」が発足
甲州市
塩山市と勝沼町・大和村が合併して2005年11月1日に発足
甲斐市
敷島町、双葉町、竜王町が合併し、2004年年9月1日に発足
中央市
玉穂町、田富町、東八代郡豊富村が合併し、2006年2月20日に発足
2007年9月 4日
フロウ/ポーレット・マクウィリアムズ

Flow/Paulette McWilliams
ルーファス&チャカ・カーンやクインシー・ジョーンズと親交があったそうですから、かなりのキャリアのヴォーカリストですね。秋の夜長にウイスキーでも飲みながら聴くのに、よさそうな1枚です。





