2006年9月 Archives

本日の日本経済新聞「NIKKEIプラス1」なんでもランキングに載っていたアンケートです。

------
転職して想定外だったこと
1位 社内研修が不十分
2位 サービス残業が当たり前の会社だった
3位 ワンマン社長や親会社などの支配が強く、現場に決定権がない
4位 事前説明にあった仕事に加え、別な業務も任される
5位 周囲に退職者が多く、将来的な不安がある
------

過去3年間に転職した経験をもつ男女1546人を対象に調査した結果だそうです。
「社内研修が不十分」というのは意外ですね。この回答だけみると「甘えるな」と思いましたが…。記事をみていくと、転職した者にとっては「引継ぎが不十分でうまく仕事をこなせない」といった不満もあるようです。
一方、中途採用する企業側にとっては転職者には社会人経験があるので、社内研修は必要ないと考える傾向があります。また入社時期や人数にばらつきがあり、自社内で研修をするのは困難という事情もありそうです。

中途採用者向けの社内研修の設計と実施のアウトソーシングなんてビジネスのネタとしてどうでしょうかね。

2001年9月11日にアメリカでにハイジャックされた4機のうち、1機だけテロリストの目標に到達せず墜落したユナイテッド93をえがいた作品。シネチッタで観ました。

ユナイテッド93 - goo 映画

映画をみている我々はこれから何が起こるかがわかっています。それだけに、緊張しますね。ドキュメンタリータッチのカメラワークが緊迫感を盛り上げていきます。特に地上の管制センターの場面では自分もそのの中の一員になったような気にさせられました。

麻薬売人のモンティ(エドワード・ノートン)が刑務所に収監される前の一日の出来事を描いたスパイク・リー監督の作品。DVDで観賞しました。

25時(2002) - goo 映画

今年のインサイドマンもよかったけれど、スパイク・リーらしさがでているのは、こっちですね。モンティがトイレの鏡の前で、他民族への悪態をひとりでまくし立てるシーンはドゥ・ザ・ライト・シングみたいでした。モンティのやっていたことは、とんでもない犯罪ですが瀕死の犬を助けてやる冒頭のシーンのために、なんとなく悪い奴ではないと思わせられます。
彼のもうひとつの人生をみせるラストシーンが映画的でよかったです。

安倍晋三新政権が発足しました。総理就任後、初の記者会見を見ました。安倍さんの口癖は「しっかりと」ですね。10分くらいの会見で20回は「しっかりと」を連発していました。

「構造改革を私もしっかりと受け継いで」
「戦後生まれ初の総理大臣としてしっかりと正しい方向にリーダーシップを発揮したい」
「しっかりと無駄遣いを省いていく」
「本日より新しい国づくりに向けて、しっかりとスタートしてまいります」
「すべての国民のみなさまのための政治をしっかりとおこなって」
「しっかりと教育再生改革に取り組んで」
「しっかりと政治スケジュールに乗せるべく」

スピーチの練習もしっかりとお願いします。(笑)

「チーム安倍」が本格始動 首相「しっかりやる」 東京新聞
「美しい国づくり内閣」安倍首相が会見  TBS
安倍首相、教育基本法改正に強い意欲 TBS


丸の内ルーブルで観賞

スーパーマン リターンズ - goo 映画

話は「スーパーマン2」の続きです。失踪した?スーパーマンが5年ぶりに地球に帰ってきたという設定。スーパーマン不在の間に、敵役のレックス・ルーサーは刑務所から出て、スーパーマンの弱点を手にいれて、地球征服を企んでいます。また私生活では恋人が他の男と暮らしており、子どもまで、できていました。

この映画の面白さは、これらの状況とキャラクター設定にありますね。スーパーマンには欠点がないので、これをおもしろいドラマにするためには、スーパーマンに不利な状況を作らなくてはなりません。しかも、このキャラクター設定がストーリーの核になっていますから…これ以上は書かないほうがいいでしょう。

一人の女性(ヘレン)の2つの物語が同時に進行していく映画です。

スライディング・ドア(1997) - goo 映画

地下鉄にぎりぎりで乗れたヘレンの人生と、次の電車を待つことになったヘレンの人生が、大きく変わっていきます。ときどき、同時並行の世界が交錯するのですが、特に難解ではなく自然に観ていられるので、とても心地よかったです。
題名のスライディング・ドアは運命を分ける地下鉄やエレベータのドアですが、映画の中でいきつもどりつする登場人物の心の動きを表現しているようでもありました。

デミ・ムーアが脱落率60%という海軍偵察部隊の厳しい軍事訓練に女性一人で参加するという お笑いモノ(ウソ)です。

G.I.ジェーン(1997) - goo 映画

この映画のイメージはデミ・ムーアのマッチョな変身ぶり、坊主頭と片手腕立て伏せです。でも単なる体力と根性自慢の女の話ではなかったですね。彼女には地図を読む力と状況を冷静に考えて、味方を含めた相手の行動を予測する能力に優れている人物設定がされています。脚本ではそれを、彼女の登場の場面、軍事演習の場面とみせていき、最後の実戦の場面で効果的に使っていました。

第20次 国民生活審議会 個人情報保護部会 議事要旨・議事録ほか資料のリンク

内閣府 個人情報保護のページ

個人情報保護法制の改正に関する意見書 2006.7.28 日本弁護士連合会

◆メモ◆
個人情報保護法の見直しに向けた検討課題がまとまりつつあるようです。

総務省は9月21日、KDDIのインターネット接続サービス「DION」の顧客情報約400万件が流出した事件を受けて、個人情報の適正管理と再発防止を求める行政指導をしました。これは同社の個人情報の取扱いが「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」における個人情報の適正管理に関する規定に違反するものであったとしたからです。
あわせて電気通信事業者団体に対しても、加盟事業者への個人情報管理の徹底を指導するよう要請しています。

個人情報の漏えい事案に関するKDDI株式会社に対する措置  総務省

◆コメント◆
漏えい事件の行政措置としては金融庁が厳しいようですね。各省庁間で厳しさに差があるように思います。

ラッセル・フォスター、レオン・クライツマン著 生物時計はなぜリズムを刻むのか を読みました。

原題は「RHYTHMS OF LIFE」

生物の諸行動にみられる、おおよそ24時間周期で繰り返されるリズムのことを概日リズム(サーカディアンリズム)といいます。私たち人間も生物ですので、こうした概日リズムと無縁ではありません。

一日の中で、調子のいい時間帯とそうでない時間帯ってありますよね。

著者によると、これも人のリズムが影響しているそうです。論理的な推論や複雑な問題解決は正午ごろが最も効率が高くなり、運動競技などは体温がピークを迎える夕方に最も良い成績が出るとのことです。
------
私たちの生理現象、感情、認知能力にみられるこうした変動は、決して微々たるものではない。タスクの内容にもよるが、一日の最高値と最低値の差は酒気帯び基準量のアルコールを飲んだときに匹敵することもある。 p26
------
その他にも、時差ボケを直す方法や薬の投与時間が身体に与える影響、シフト勤務の話題など、生物学の本ですがヒトに関する話題だけ、拾い読みしてもためになります。

DVDで観賞。
隠し砦の三悪人(1958) - goo 映画

真壁六郎太(三船敏郎)と百姓の太平(千秋実)と又七(藤原鎌足)、菊姫らが薪の中に隠した金二百貫を運んで敵方の領地から脱出するという話。

一行のとりあえずの目標は山名領から早川領に抜けることで同じです。しかし最終的な目的は違います。百姓の二人の最終目的はできるだけ多くの金を持って故郷に帰ることであり、六郎太の目的は御家再興です。したがって、六郎太は菊姫と軍資金を安全に運ぶために、百姓二人の欲を利用しようとしています。一方、太平と又七も、隙あらば、金をいただこうと思っています。呉越同舟だからこそ、ストーリーが面白くなるのですね。

kattevideo.gif

最近、DISCUSに入会して、昔の映画のDVDを観ています。隠れた傑作を捜すためには、数多くの映画を観ている人の意見を参考にしたいですね。

そんなわけで、石川三千花 「勝手にビデオ―ノってけ200本」を図書館で借りてきました。

1998~2001年を中心とした映画ビデオのガイド本です。
イラストが楽しいです。「G.I.ジェーン」でデミ・ムーアが片手で腕立て伏せしているシーン(64ページ)には大笑いしました。「G.I.ジェーン」は著者独自の分類では「お笑いもの」になるんですね。

さっそく、スポットレンタルしました。

「拒否できない日本」の著者、関岡英之さんの「奪われる日本」を読みました。

「奪われる日本」

雑誌に掲載された11のテーマを、加筆・修正したものです。どこからでも、ぱらぱらと読めるのがよいですね。
-----
 第1章 郵政――アメリカの狙いはなんだったのか
 第2章 『年次改革要望書』はどう始まったのか
 第3章 前自民党議員たちはなぜ反対したのか
 第4章 医療――世界がうらやむ皆保険をなぜぶっ壊すのか
 第5章 M&A推進派はなぜ「日本」を売りたがるのか
 第6章 悪徳業者はなぜ世に蔓延るようになったのか
 第7章 談合はいつから犯罪になったのか
 第8章 あなたはほんとうに訴訟社会を望んでいるか
 第9章 日本政府は米国になにを「要望」しているか
 第10章 万世一系をなぜまもるのか
 第11章 こどもたちは知りたがっている
------
談合は犯罪?
第7章の「談合はいつから犯罪になったのか」で著者は談合の廃止は日本の国益にならないと主張しています。談合は日本の伝統的な商習慣であって、特定の企業が暴利をむさぼっているわけでなく、すべての成員が限られた利益を薄く分け合っているのだということです。談合をむりやり廃止して業界を完全自由競争にすると、結局、大手のゼネコンが独り勝ちして市場を独占してしまい、地方の零細建設会社から失業者が生まれ、真の国益にはならないト。

こういう話は居酒屋でよく、おじさんがしてます。「談合は日本の文化だよな」なんて。でも、こういう考え方はだんだん通用しなくなっていくのではないかなあ。

暴利かどうかはともかく、利益を薄く分け合っているというのは、どうですかね。談合による「公共工事費のつり上げ」はやはり、国益に反しているのではないでしょうか。

関連エントリ
 拒否できない日本
 一括発注と分割発注 
参考
 公共工事費つり上げ「談合」事件 子どもニュースウィークリー 読売新聞

恋におちたシェイクスピア(1998) - goo 映画

シェークスピアは自分の恋の経験をもとに、「ロミオとジュリエット」を創作したのですね?!

この映画(DVD)を見る前に「ロミオとジュリエット」を読んで予習しましたが、正解でした。最初は喜劇だったロミオと海賊の話がどうして悲劇に書きかえられたのか、劇中劇が楽しめますよ。衣装と舞台装置が映画向きでよいですね。DVDで観て損はないと思います。

テロリストに顔が似ていたばかりに、テロリストを捕まえる仕事にアサインされてしまった男の話です。
冒頭のシーンが印象的でした。石畳に子どもがおしっこをしているところから、カメラがだんだん引いていって、町の風景をとらえて、それがホテルの部屋の窓からの眺めだったところ。かっこいい映像でした。

アサインメント(1997) - goo 映画

3人の男が、雪の中の森で墜落した飛行機を偶然に発見してしまいます。中には、パイロットの死体と大金のはいった鞄がありました。警察に届けずに、3人で山分けしようとした計画がだんだんと、破綻していきます。コーエン兄弟の映画にありそうな話です。

シンプル・プラン(1998) - goo 映画

DVDレンタルしたのですが、冒頭のシーンで以前に見ていたのを思い出しました。いやはや、だんだんと記憶力が弱くなってきますね。観た映画は記録しておいたほうがよいかも。

今後のセキュリティの技術的対策を検討する上で、マイクロソフトの次期OS Windows Vistaのセキュリティ機能がどのようになるのかは、考慮にいれておくべきでしょう。というのは、Windows Vistaのセキュリティ機能の強化によって、今まで個別に必要だったセキュリティ対策製品の多くを導入する必要がなくなるからです。
2006年9月1日の日経コミュニケーションの記事 「vProの衝撃 WindowsVistaの真価」はよくまとめられていて、参考になりました。強化の目玉として以下の5つの機能が紹介されていました。
(1)検疫ネットワーク機能
(2)ユーザアカウント制御
(3)スパイウェア対策機能
(4)フィッシング詐欺検知機能
(5)パソコンの紛失や盗難時の情報漏洩を防ぐハード・ディスク・ロックツール

これらによって、セキュリティ製品の導入と維持コストが大幅に削減できる組織も出てきそうです。ただし、既存のOSやシステムを入れ替えるのは、これまた、大変ですからねえ。悩ましいところです。

関連記事
 「Windows Vista登場で一部のセキュリティ製品に打撃」:米調査会社 CNET Japan